「大学受験は英検を取得していると有利に進められる!」
2021年からの大学入試改革を受けてこのようなことを聞いたことありませんか?
旺文社の英検対策問題集とCDがひとつに【旺文社 英検ネットドリル】
- 英検を取得しておくと大学受験に有利であると聞いたが、受けておいたほうがよいのだろうか
- 入試の仕組みが分からないから、どこで英検が役立つか分からない
といった疑問を抱いていると思います。
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大学の入試改革に伴い、2021年度入試より「大学入試センター試験」から「大学入試共通テスト」に名称が変更され導入されました。その際に、英検の民間試験で、ある一定のスコア・級を取得していると大学側に評価される制度が、2021年度の試験(大学入学共通テストが導入された年)から導入される予定でしたが、様々な意見があったため、2024年度入試から導入されることが決定しました。
しかし、一定数の大学では英検による独自の評価制度を導入しており、受験生にとっては英検は受けておくべきなのか非常に悩ましい状況になっていると思います。
ここでは、果たして大学受験のために英検は受けるべきなのかについて説明します。
大学受験で英検資格はどのように優遇されるのだろうか
現在、各大学で優遇措置がされているのは主に以下の4つになります。
- 出願資格を得られる
→指定された等級の英検を取得していることで受験の出願が可能になる
- 得点に換算される
→受験当日に英語の試験を受けなくても、取得している英検の等級や点数によって英語の点数に換算される
- 得点に加点される
→受験当日に受けた英語の試験の点数に、取得している英検の等級や点数が大学独自の基準で加点される
- 合否判定の参考にされる
→合否を判定する際の参考とされる
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大学受験で求められるレベルは?
大学受験で必要とされるレベルは準2級以上です。
あくまでも「準2級以上」ですから、大学受験で英検を利用しようと思うと最低でも準2級は必要になります。
大学受験で英検を利用するメリット
受験の選択肢が広がる
先ほど説明したように英検の資格を取得しないと出願できない大学・学部があります。
また、もし英検を取得しているのであれば、滑り止めの大学を選ぶ際に「英検を優遇している大学」を含めておくことで受験を有利に進めることができます。
さらにAO入試や推薦入試(公募推薦)に出願できる可能性が広がります。
推薦入試制度は面接・小論文・高校の評定平均などで合否が決まります。
英検2級以上を取得していれば推薦入試に出願でき、試験内容は面接・小論文のみで合格できる可能性が出てくるのは大きなメリットになります。
英語以外の科目に集中出来る
英検を取得しておくことで得点に換算される場合や得点に加点される場合において、それだけで英語については受験を有利に進められることに間違いはありません。
- 得点に換算される場合:過去問などでその大学の対策をする必要がなくなる
- 得点に加算される場合:英語である程度点数が取れる計算が立つ
このように大学受験で一番重要かつ一番勉強に時間がかかる英語の得点がある程度保障されるのです。
そのため、本来であれば英語の勉強にかけていた時間を他の科目にかけられるようになり、英検を取得していない受験生と比較すると大きな差をつけることができるでしょう。
英語の実力が上がる
英語の共通テスト対策や志望校の過去問対策をしているだけでは、過去の傾向などから受験対策用の英語力にのみ特化して、実際に使える英語力が身についていない学生もいます。
これは大学受験においては大きな問題にはなりませんが、せっかく時間をかけて英語を勉強したのであれば大学に進学した後も使えるような英語力を身につけておくことが理想でしょう。
その点では英検の勉強をしておくことで、大学受験の試験対策とは違った角度からの出題もあるので、英検対策の勉強をすることで英語力の幅を広げることにつながります。
まとめ
ここまで説明してきたように、準2級以上の英検を取得しておくことで大学受験を有利に進めることができるため、英検の取得は意味があるといえます。
しかし、もし現在高3で英検の勉強をする時間がない場合は受験勉強に専念した方がよいでしょう。