大学で留年しないために意識すべきことは?徹底解説

留年は決して他人事ではない

日本の国公立大学では、学生全体の5.51%が留年しています。

この数値は国公立大学のみが対象ですから、私立大学を加えるとさらに多くなります。

私立大学の中には非常に厳しく単位を取るのが難しい大学・学部もたくさんあります。

5,51%という数字は一見そこまで多くはないかもしれませんが、学年100人だとすると5~6人が留年していることになり、決して留年は他人事ではないとはいえるでしょう。

大学1年生でも留年するのか?

1年生で留年することはめったにありませんが、大学や学部によってはありえます。

特に必修の授業の単位を落としてしまったり、既定の単位数に達していなかったりする場合は留年してしまいます。

留年しやすい学部

特に留年しやすいといわれている学部は医学部、薬学部です。

1年生の時点で教養や実習などの必修科目の単位を取らなければなりません。

それらでスケジュールがしっかり埋まり、毎日がとても忙しい学校生活になります。

さらにアルバイトやサークル活動もして、授業に出席するとなると身体的にもきつくなります。

中には、ほとんどの授業が必修で、どれか1つでも単位を落としたら1年生であっても留年という学校もあるようです。

そもそも、学生の本分は学ぶことであり、優先度としては授業が第一ですから、身体的にきつい場合は何らかの活動を減らすことも考えたほうがいいかもしれません。

大学生になったら遊びたいという気持ちもあるかもしれませんが、まずは必要な単位を取ることを優先しましょう。

留年しにくい学部

一方で、留年しにくい学部は、私立大学の文系学部です。

1年生の時点で必修科目の単位を取りそこなってしまっても、そこで留年にはなりません。

気を取り直して、あらためて履修をして単位を取り直すことができます。

ただし、再履修を先延ばしにしたり、また取れるから大丈夫と必修科目をためてしまったりしてしまうと、単位を取り切れない場合があるので気をつけましょう。

卒業旅行シーズンである4年生のときに自分だけ忙しいという悪夢を見ることになるかもしれません。

どんな人が留年しやすい?

留年しやすい人というのは一定の数で存在します。

そして周りも単位を落としているからといって、安心してしまうという悪循環が生まれることもあります。

大学1年生の時点で留年してしまうのはできるだけ避けたいものです。

ですから自分自身のことを省みて、よい大学生活が送れるように心がけましょう。

大学にギリギリで合格した人

大学入試の成績がギリギリで、なんとか入学できたという人は気を抜かずにしっかり勉強を続けてください。

成績が足りずに単位を落とすならともかく、出席が足りないという理由で単位を落とすことがないようにしましょう。

特に1年生の段階では授業数が多いはずですから、気を引き締めて学生生活を送りましょう。

大学に入学してから気が抜けた人

受験勉強をしっかり頑張ったから、大学に入ったら遊びたいという気持ちの人もいるでしょう。

しかし、入学してからもまだ気を抜かないようにしましょう。

そして必要な科目の単位は必ず早い時点で取り切ってしまいましょう。

まとめ

大学では高校に比べて留年率が高く、留年することは普通にありえます。

大学生活は楽しいものですが、自由と引き換えに自主性が求められます。自分のことは自分で管理しなければならないので、留年しないように自分の意識を引き締めることが大切です。

留年をせずに卒業したい人も、留年をしてしまった人も、これからは日々の大学生活を楽しみながらも必要な勉強はしていきましょう。

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